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■ 2014年07月 アーカイブ

2014年07月03日

何件か問い合わせがありましたので、来年度の大学院前期博士課程(修士)の学生指導に関することを書いておきます。

2014年度は在外研究制度でフランスに滞在しているため、2015年度の学生選抜にかかわることが制度的にできません。また、フランスへの滞在はいまのところ2015年3月末まで許可されておりますが、滞在が延長される可能性もあります。したがって、現時点では2015年度に学生指導をおこなう予定はありません。一方、明治大学大学院情報コミュニケーション研究科には、社会ネットワークやメディアの研究に従事している教員は他にもおり、すでに指導実績も積まれています。したがって、この分野で修論を書いてみたいと思っている学生は、まずは他の指導教員に相談してみてください。

情コミ研究科では、学際領域という特性を考慮し、複数の教員が自分の専門を活かしてさまざまな指導や助言を学生に対しておこなっています。また、大学院進学後にも、本人の関心領域や専門性によっては、指導教員を変更するということもなくはありません。学生がすぐれた修士論文を執筆できるよう、最適な環境を柔軟に構築しています。ですので、進学前にさまざまな教員に相談することを強くおすすめします。

なお、江下自身は現在は女性誌の研究に多くのリソースを投入しています。とりわけ雑誌が有するソーシャル・ネットワークとしての機能に注目しています。従来より、SNSの分野を研究テーマに考える多くの学生から進学の相談を受けておりますが、江下はメディア史的な考察を重視しており、とりわけインターネット普及以前のコミュニケーション行動と、インターネット普及以降のそれとの連続性に注目しています。よって、講義やゼミにおいても、雑誌やラジオなどのケースを中心としています。そのようなアプローチはSNS研究ではかならずしも中心的ではありませんので、その点を十分に考慮しておいてください。



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