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このコーナーに掲載した原稿の著作権は江下雅之が保有します。無断転載は固くお断りいたします。 なお、ここで紹介しているハードウェアおよびソフトウェアの利用、応用の内容は、すべて江下個人が試行したものです。同様の作業を実際に行うかどうかは、すべてご自身で判断してください。また、その作業によっていかなる結果が生じようとも、当方は一切関知いたしませんのでご了承ください。 |
Parallels Toolsのインストールと画面解像度の変更プロセスです。
使い勝手は…… |
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MacOSとWindowsとがシームレスに利用できるのは、じつに魅力的である。とりわけwebサイトの少なからぬ機能がWindows環境のみとなっており、そこにアクセスする都度Macユーザはくやしい思いをしてきたわけだから、ようやくMacでもWindows環境のうまみを享受できるようになったわけである。しかも、bootcampのようにいちいち再起動の必要がないので、「ちょっと覗き見」といった程度の用途にはぴったりである。 しかし、「ちょっと覗き見」以外の用途となると、正直、疑問符が付く。いろいろなコラムで動作速度を褒め称えているが、使ってみればわかるとおり、あきらかにbootcampよりも劣る。それはたとえばWindows XPに標準で付いているピンボールをやってみればわかる。bootcamp下でネイティブなWindowsマシンとして機能する環境下では、ピンボールはスムーズに動作する。しかし、Parallels Desktop下では玉の動きがやはりどこかぎこちない。Parallels Toolsでそれなりに改善はするが、bootcampには到底及ばない。GyaOでアニメを再生したが、やはり動きが重たい感じがする。 本格的にWindows環境での作業をするのであれば、やはりデュアルブートとはいえ、bootcampでの利用が現実的だと思うのだ。逆に、「ちょっと覗き見」といった用途であれば、シームレスで利用できるParallels Desktopの魅力は絶大である。とりわけSafariをベースにwebデザインを行っている人(オレもそうだけど)にとって、IEの表示画面を簡単に確認できるメリットは大きい。 このParallels Desktop、キャンペーン中の価格は50ドル弱である。これなら買って損はないだろう。ただ、bootcampと併存させて使うことを、ある程度は考慮する必要があるように思う。ついでながら、VMを快適に使うには、Intel Macのメモリは2GB、ハードディスクは120GB以上、モニタはUXGA(1600×1200)がほしいところだ。 |
※ 画像をクリックすると、元の大きさの図版が別ウィンドウに表示されます。
Tips |
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「素」のままのParallels DesktopのVMは、ちょっと操作がしづらい。MacOSに戻るのに、いちいちcontrol+optionキーを押すのは面倒だ。それに、マウスポインタの動きもぎこちない。 これらの問題を解消してくれるのがParallels Toolsなので、このツールはインストールしたほうがいいだろう。画面解像度も変更できるようになるので、大型ディスプレイを使っている人にはいっそうメリットがある。 Parallels Toolsインストール後、マウスポインタは自由に移動できる。Parallels Desktopのウィンドウ内をクリックすればVM側の操作ができるようになり、ウィンドウの外側をクリックすればMacOSの操作となる。スクリーン・ショットはVM側にポインタがゆだねられているときでも機能するようだ。 データのコピー&ペーストだが、VM側からMacOS側は問題なくできるようだが、反対側は文字化けが起きてしまった。文字コードの問題だろうか。 |