about 江下ゼミ

ここで言及しているゼミとは、明治大学情報コミュニケーション学部において江下が担当する問題分析ゼミナールです。ゼミは非公開ですが、明治大学在学生にかぎり、見学を認める場合があります。席を確保する都合上、見学希望者は事前にかならず問い合わせてください。なお、通常のゼミ以外にも外部講師を招いた研究会を随時実施しています。こちらは外部に公開する場合があります。

連絡先:駿河台研究棟507号
江下研究室

おもなコンテンツ
  • ゼミの活動記録
  • グループ活動の成果
  • ゼミ生によるブックレビュー
  • ゼミ生の個人研究
  • 指導教員の研究報告
  • 外部講師の紹介
  • ゼミ関係のイベント報告
このコーナーについて
2008年度問題分析ゼミ
  • このコーナーに掲載されているコンテンツは、問題分析ゼミ(3年次対象)の活動報告が中心です。
  • 1年次対象の基礎ゼミ、2年次対象の問題発見ゼミに関する情報は、「sic info」コーナーに掲載します。
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ゼミの活動
  • 前後期の定例ゼミ
  • 外部講師による研究会
  • ゼミ合宿
  • 企業研修
※ 定例ゼミ以外はすべて学生による自主的な参加を原則にしています。
問題分析ゼミのテーマ
研究領域
  • 社会ネットワークの解析
  • 近代社会のメディア史
  • 情報化の進展シナリオ
  • 情報メイブンの役割
  • 娯楽産業のイノベーション
  • 国民的アイドルの誕生と消滅
  • 大衆文化における雑誌の役割
  • チャットの歴史
  • 仮想社会の社会史
  • 少女文化の社会史
  • ヤフオクの消費行動

重点スキル
  • 文章読解・作成
  • プレゼンテーション
  • インタビュー調査
  • 質問紙調査

2008年04月22日

 2008年度春学期の問題分析ゼミ第1回の概要です。

日時:2008年4月15日(火)16:20~20:30
会場:明治大学リバティタワー9階1098教室
参加者:全21名(詳細は次のとおり)
江下(教員)、樋口班(7名)、加藤班(6名)、隅田班(7名)
欠席者:なし

1 連絡事項
・個人のレビューに関し、レビュー本体の提出や発表はかならずしも義務でないとの説明があった。
・各ゼミごとに議事録を作成するよう指示された。作成は班単位で担当し、初回は隅田班が作成することとなった。
・作成した議事録は、ゼミの記録として後日サイトに掲載するとの説明があった。
・4月29日は授業開講日であるが、本ゼミは行わず、他の回に内容を振り分けることが決定した。

2 ライティングコミュニケーション演習
 論理的なドキュメントの書き方について講義が行われた。構成と形をマスターするのが前期前半の目標であることが示された。
 第一回目の今日は、パラグラフについての説明があった。パラグラフとは文書を作るうえでの最小単位のことであること、パラグラフは原則として、最初に、主題文にあたるトピックセンテンス(TS)、そして最後に結論にあたるコンクルージョン(C)、そしてその間に必要に応じて、サポーティングセンテンス(SS)をつけること、等の説明があった。
 そのほかに、章、節、項という形式があるということ、内容の形式として、現状分析、問題提起、仮説と検証、結論があるという説明があった。

3 グループ輪講
3.1 発表の内容
(1)加藤班の発表 
発表者:加藤、平野、竹内、鳩貝
課題本:『メディア時代の広告と音楽』(小川博司ほか/著、新曜社、2005年)
発表の範囲:第1章 日本の広告音楽の歴史
【発表の概要】
 広告音楽の歴史は現在まで、「CMソング黎明期」「CMソング展開期」「CMソング融合期」「イメージソング萌芽期」「イメージソング全盛期」「タイアップソング期」の6つに別れる。そしてCMソングとは、商品の名前を連呼する歌で、イメージソングとは、商品の名前を出さずに、企業や商品のイメージを元に作った歌、タイアップソングとは、有名アーティストがCMのことをあまり考えずに、出した歌のことである。

(2)樋口班の発表
発表者:高橋、石川
課題本『コマからフィルムへ』(秋田孝宏/著、NTT出版、2005年)
発表の範囲:第1章 アメリカのマンガ映画産業の優位性
      第2章 十九世紀の物語マンガ
【発表の概要】
 アメリカにおけるマンガ映画の発展についての歴史を物語マンガの起源までさかのぼり、ルドフル・テプフェル、クリストフ、ウィルヘルム・ブッシュの3人が物語マンガの祖として、紹介された。そして、アメリカのマンガ映画の優位化の要因として、まず、国際的な映画配給ルートをアメリカが握ったということと、第一次世界大戦の主な戦場がヨーロッパであったことにより、戦中、ヨーロッパでの映画制作の中断を余儀なくされたということと、ヨーロッパがマンガ映画を政治目的に利用したのに対し、アメリカは娯楽目的の大衆向け作品を出したということの3点が説明された。

(3)隅田班
発表者:藤田、森田
課題本『デジタルメディアトレーニング』(富田英典ほか著/著、有斐閣、2007年)
発表の範囲:第1章 デジタルメディア・トレーニング
      第2章 ケータイの現在
      第7章 ケータイの誕生
      第10章 メディアコミュニケーションの未来
【発表の概要】
 メディアをよりよく使っていくにはどうすればいいのかをケータイをテーマに発表をした。主にアドレス帳の機能に着目し、友人関係の変化について論じた。

3.2 発表に対する教員からのコメント
・複数のメンバーが発表を担当するときは、発表の冒頭で誰が何を担当するのかを司会役が紹介するようにとの注意があった。
・発表の対象となる本のタイトル、著者名をかならず正確に示すようにとの注意があった。
・班のメンバー全員が前に出る必要はなく、席についたままフォローする担当がいてもいいと指摘された。
・発表者が本を直接参照するのは好ましくなく、極力レジュメだけを見て発表できるようにと指摘された。
・発表の際にはつい早口になりがちである。発表者本人がゆっくりすぎると思うぐらいで、聴衆にはちょうどいい速さだと思うこと。樋口班の高橋・石川両名のスピードが適切との指摘がなされた。
・ボードに何か書くときは大きく書くようにと指示された。

4 その他
・雑誌研究の対象を決めるようにと指示された。班ごとの話し合いの結果、樋口班は写真誌(フライデー)、加藤班はファッション誌(an.an)、隅田班は青年マンガ(ビッグコミック誌)を取り扱うこととなった。

以上

文担当:隅田班 隅田


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