about 江下ゼミ
ここで言及しているゼミとは、明治大学情報コミュニケーション学部において江下が担当する問題分析ゼミナールです。ゼミは非公開ですが、明治大学在学生にかぎり、見学を認める場合があります。席を確保する都合上、見学希望者は事前にかならず問い合わせてください。なお、通常のゼミ以外にも外部講師を招いた研究会を随時実施しています。こちらは外部に公開する場合があります。
連絡先:駿河台研究棟507号
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2011年度の問題分析ゼミ第3回の概要です。
日時:2010年5月17日(火) 16:20~20:15
会場:明治大学リバティタワー8階1081教室
参加者:19名 江下、高橋G(5)、小玉G(5)、荻野(4)、松井G(5)
欠席者:1名 早退:1名
1 ゼミナール協議会からの連絡
・ゼミ協費回収
・リクルート講演会のアンケート記入
・スポーツ大会の説明
2 連絡事項、アドバイス
発表の仕方について
・発表はあらかじめ台本を作ってきてはいけない。
・臨機応変に話せるようにする。→上手く発表しようとしなくていい。
・ポイントを絞り、自分が一番伝えたいことは何か、一言で説明する。(最初の3分)
・司会など、人のやることを見て自分の糧にする。(ファシリテーション)
3 輪講
(1) 荻野班の発表
課題本:『地域の社会学』
発表者1:秋元
第8章 学校と地域社会
【概要】
日本では英米的発想の地域教育ではなく、中央集権的な一律教育が主流である。これに加えて教育の自由化が起こり、地域にこだわらない階層的な繋がりを求める傾向が増えた。全国一律教育は、地域部では世代的な再生産の困難や教育力の低下などの問題を産んだ。これに対し地元住民は、地域の教育力の復元を求める教育文化運動を起こした。
発表者2:荻野
第9章 地域と自営業
【概要】
自営業主は、地域社会に軸足を置く小規模事業経営の中心的存在である。地域社会の在り方に、その存在も展望も左右される。日常的なコンタクトをもち、地域社会との関係構造という点から自営業について期待が高まっている。
(2) 高橋班の発表
課題本:『メディア・コミュニケーション学』
発表者1:鈴木
【概要】
インターネットの始まりは小規模なネットワークでしかなかった。しかし、コミュニケーション技術の開発により世界規模で利用者が拡大する。日本でもインターネットは同様に拡大・発展しながら、自己実現の場でもある独自のコミュニケーション・メディアを生み出した。現代においてインターネット上のコミュニケーションは欠かせないものとなってきている。
発表者2:嶋田
【概要】
この10年間、子供をめぐる情報環境は大きく変化した。その中で、メディアの映像が乳幼児の脳の発達に及ぼす影響、また暴力シーンが市庁舎やプレイヤーの攻撃性に及ぼす影響などが、たびたび問題となってきた。だが、これらの問題は現在、議論されている最中であり、今後新たな結果が得られる可能性がある。
発表者3:杉野
【概要】
パソコンとケータイのネット接続は利用形態に差が見られていたが、90年代末にインターネットとケータイの融合が本格化して以来、情報縁は拡大し続けている。オンライン・コミュニケーションには「炎上」という問題があるが、これは情報が瞬時にやり取りされることと、複数の人が同一のメッセージを共有できることもある。
(3) 小玉班の発表
課題本:『都市の社会学』
発表者1:吉田
第7章 居住点から拡がる世界
概要:集落は都市化することで、ゲマインシャフト的な村落的生活様式からゲゼルシャフト的な都市的生活に転換したように見えた。しかし、それは完全な転換ではなく、それぞれの特徴を織り交ぜながら新しい相互作用を生み出している。
発表者2:中澤
第8章 郊外という迷宮
概要:都心から郊外に移住してきた人々は、彼らの自発性によって均質化志向を高めていった。郊外生活者は都市的な近隣関係をとりながら、アメリカナイズされた舞台で生活し、階層的差異から競争主義と攻撃性に彩られた心理様式を持っている。しかし、郊外の均質性は高齢化によって弱まりつつある。
(4) 松井班の発表
課題本:『デジタルネットワーク社会』
発表者1:高峯
第2章 ネットワーク社会の社会運動
【概要】
アダルトコンテンツ規制に対して対象が曖昧なことから社会運動が起きている。しかし著作権法による規制に対しては劣勢な立場に立っている。またソフトウエアシステムの誕生や、マスメディアよりも早く、かつ的確な情報を流すことができるオープンパブリッシングの形態をとった自主的な情報メディアの誕生もある。
発表者2:渡辺
第3章 デジタルネットワーク社会のナルシスト達
【概要】
ここ20年間の情報社会の変化によって、先進諸国を中心に、閉鎖的なコミュニティを好む「ナルシズム人間」が増加している。彼らは現実社会において他者と親密な関係になることを恐れる傾向にある。今後は彼らが人と人とのつながりの重要性に気づき、そして感じられるような政策をとっていくことが重要である。
発表者3:上松
第4章 ケータイ文化の進化
【概要】
現代社会においてケータイは、常に手元にある身体性という特性をもつ。個人化されたメディアによるコミュニケーションは、選択的関係性を築くことができると同時に、多くの人間との接触の可能性を持つ。
4 アドバイス
就活について
・あまり早くからガツガツしなくてよい。→変に意識しない方が良い。しかしSPIの対策はしっかり早めに行っておくこと。
・就活熱心な学生を企業は求めていない。
・インターンは面白そうだと思ったらいけばいい。
5 サブゼミ 業界新聞発表
発表者:生方・松井・小玉・中村・森井・林・高橋・荻野・鳥丸・江草
以上
文担当:高峯
編集担当:秋元
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