about 江下ゼミ
ここで言及しているゼミとは、明治大学情報コミュニケーション学部において江下が担当する問題分析ゼミナールです。ゼミは非公開ですが、明治大学在学生にかぎり、見学を認める場合があります。席を確保する都合上、見学希望者は事前にかならず問い合わせてください。なお、通常のゼミ以外にも外部講師を招いた研究会を随時実施しています。こちらは外部に公開する場合があります。
連絡先:駿河台研究棟507号
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2011年度の問題分析ゼミ第7回の概要です。
日時:2011年6月14日(火) 16:20~21:00
会場:明治大学リバティタワー8階1081教室
参加者:19名 江下、高橋G(5)、小玉G(5)、荻野G(5)、松井G(4)
欠席者:1名
1 2011インカレ原村合宿下見報告 ・資料を元に下見の報告と、これからの方針を説明。
・一部役割が決定。
→開会式レク:秋元、吉田 夜レク:小玉、中澤、渡辺、高峰
2 第三回輪行&合宿テーマ決定 ・高橋G「ジャーナリズム」
・小玉G「震災とメディア」
・上松G(合同)「地域メディア/地域ブランディング」
各班は更に具体的な発表テーマを定め、課題本などを参考に準備を進めましょう。
試験前には大枠が決まり、試験後は練習のみというのが理想です。
3 輪講 (1) 荻野班の発表
課題本:『ネットが変える消費者行動』宮田加久子・池田謙一/編著
発表者1:荻野
第4章 重層化する対人コミュニケーション
【概要】
消費者発信型メディア(CGM:Consumer Generated Media)の普及は、情報を探索し 収集するだけであった消費者から、他の消費者や企業に情報を発信する消費者への変化を 予感させる。消費者によるインターネットを使った情報発信に注目すると、オンラインと オフラインの比較から対人コミュニケーションに違いがあることが分かる。
発表者2:秋元
第4章後半 インターネットでの情報発信
【概要】
ネットの普及により、ネット系メディアである携帯・PC メールやコミュニティは、それぞれに応じた特徴や関係性を持ち、対人コミュニケーションに影響を及ぼしている。ま た、これらを取り巻く情報環境や購買行動にまで関係性が見られる。しかし、信頼性など のネット固有の問題点が多いのも事実である。
発表者3:江草
第5章 新しい消費者の出現 市場の達人
【概要】
近年、市場に「市場の達人」と呼ばれる消費者が現れた。従来のオピニオンリーダーと の差異は、市場の達人が特定の商品・サービスに特化せず他分野に関心を持ち、多くの情 報源を信頼し、受け入れている点である。とりわけインターネットを介して広範なネット ワークを持っているのが特徴だ。消費行動における両者の行動にも差異がある。
(2)小玉班の発表
課題本:『クチコミはこうしてつくられる』エマニュアル・ローゼン /著
発表者1:中村
第9章 ネットワークのハブと協力する
第10章 能動的にタネをまく
【概要】
クチコミを広がる場合に重要になるのがハブの存在である。彼らに自社の製品を知って もらい、所属するネットワークに拡散させることができるかどうかが、製品の売り上げに 大きく関わる。また、企業は地道に製品についての種を撒き続けることが求められる。こ れら両方の活動があってこそクチコミは広まるのである。
発表者2:森井
第11・12章 よいストーリーをつくるバイラル・マーケティング
【概要】
バズをうまく広めるには、よい物語を作ることを意識するとよい。よい物語は人々を惹 きつける。バズを広めるため、友人紹介キャンペーンを行う際にもいくつかの工夫が必要 だ。人びとに過剰な期待を抱かせず、押しつけがましさを感じさせないのが望ましい。
(3) 松井班の発表
課題本:『人と人の「つながり」に投資する企業』ドン・コーエンほか /著
発表者1:渡辺
第5章 社交的な会話とストーリーテリング
【概要】
社交的な会話とストーリーテリングは、ソーシャル・キャピタルを構築・維持する際に 重要な役割を果たす。人は会話によってお互いを理解し信頼を深め、ストーリーテリング によって、物語をより真摯に受け止めることが可能となるからだ。それゆえ企業は、これ らの重要性を認識し、奨励していくべきである。
(4) 高橋班の発表
課題本:『ネット評判社会』山岸俊男・吉開範章 /編著
発表者1:嶋田
第3章 実験研究からの教訓 後編
【概要】
ネットオークションでは、正直な売り手と不正直な売り手が存在する。この双方の売り 手の利益に対して大きな影響力をもつのが評判である。この評判には主に 2つの作用があり、これらを上手く用いて、今日の社会の在り方を変えていく必要がある。
発表者2:鈴木
第4章 評価と評判 前編
【概要】
適切な評判のためにはメタ評価が重要となる。評価者が適切な能力を持っていても評価のずれが生じ、インセンティブがなければ正しい評価が行われない場合も多い。メタ評価 を組み入れてテーラーメードを用いることで、インセンティブが得られる評価スタイルが 必要となる。
発表者3:林
第4章 評価と評判 後編
【概要】
ネット上では多様な評判システムが利用されている。主な分野としては電子商取引、ウェブ検索があげられる。しかし現状のシステムにはいろいろな問題がある。今後ネット社会 では評判が重要な役割を持つ。評判の効果を高めるための効率的で正確な評判システムを作ることが課題である。
4 業界新聞発表
発表者:高橋、杉野、中澤、吉田、小玉、上松、生方、鳥丸、チョン、松井
以上
担当:松井
編集:秋元
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