about 江下ゼミ
ここで言及しているゼミとは、明治大学情報コミュニケーション学部において江下が担当する問題分析ゼミナールです。ゼミは非公開ですが、明治大学在学生にかぎり、見学を認める場合があります。席を確保する都合上、見学希望者は事前にかならず問い合わせてください。なお、通常のゼミ以外にも外部講師を招いた研究会を随時実施しています。こちらは外部に公開する場合があります。
連絡先:駿河台研究棟507号
江下研究室 |
おもなコンテンツ |
|
このコーナーについて |
|
問題分析ゼミのテーマ |
|
2013年度の問題分析ゼミ火曜グループ第3回の概要です。
日時:2013年4月30日(火)16:20~20:30
会場:明治大学リバティータワー10階1102教室
参加者:13名 江下、後藤班(4)、山田班(4)、橘班(5)
欠席者:2名
1.輪読
(1)橘班
課題本『若者たちのコミュニケーション・サバイバル』
発表者:ソン・ソンへ、勝又美早
発表範囲:第一部 第一章、第二章
【発表の概要】
一章:付き合いに応じて自己を切り替える若者が増加している。このことに虚無感や孤独感を感じる人は少なく、むしろ柔軟なコミュニケーションが求められている。
二章:様々な友人関係が並立して存在する現在は、自分で友達を選び、使い分けるようになった。その結果、友人関係に満足すると同時に、友人以外の人に恐怖をいだくようになった。
(2)山田班
課題本『ケータイ社会論』
発表者:山田百合菜、伊藤隆史
発表範囲:第四章、第七章
【発表の概要】
四章:ケータイのメール機能は若者に浸透し、若者の人間関係を強化し選択的にさせた。同時に、メール作法である即レスがコミュニケーションを常にとらねばならないという不安を与えるようになった。しかし、メールもまた新しいメディアが登場すれば批判を受ける立場になる。
七章:ケータイは子供から大人までに広まったが、即時性や容易なアクセスが新たな問題を生み出した。ケータイのコミュニケーション能力をつけるために、子供も大人も更なるリテラシー教育が必要である。
(3)後藤班
課題本『ネット評判社会』
発表者:松村円香
発表範囲:第二章
【発表の概要】
・情報の非対称性への対処の仕方は集団主義的秩序と個人主義的秩序で異なる。そして、文化的信念や取引費用と機会費用のバランスが二つの秩序の選択に影響を与える。
2.ブックレビュー
・橘
『メディア社会』(佐藤卓己 アスキー新書 2006)
情報化社会ではメディアが重要になっているので、扱い方を考えていく必要がある。
・ソン
『ウェブはバカと暇人のもの』(中川淳一郎 光文社新書 2009)
ウェブを運用する側から見てウェブは万能ではない。
・岡部
『ウェブ進化論』(梅田望夫 ちくま新書 2006)
チープ革命とグーグルによって、ネットが転換期を迎えた。
・安藤
『電子書籍の時代は本当に来るのか』(歌田明弘 ちくま新書 2010)
電子書籍が広まるまでには著作権、端末の高価な値段と様々な問題がある。
・山田
『ケータイ社会の子供たち』(藤川大祐 講談社現代新書 2008)
ケータイの普及に伴ってアイデンティティがなくなり、他人に承認を求めるようになる。
・武井
『無料ビジネスの時代』(吉本佳生 ちくま新書 2011)
無料ビジネスの時代になって価格戦略がすすむ。消費に対しての意識が大事である。
・伊藤
『ネットの自由 vs. 著作権』(福井健策 光文社新書 2012)
知的財産法のバランスをどう作るかという問題意識を持たなくてはいけない。
・権藤
『商店街はなぜ滅びるのか』(新雅史 光文社新書 2011)
よき地域のために作られた商店街は状況や家族の在り方の変化に伴って消滅した。
・佐久間
『世論の曲解』(菅原琢 光文社新書 2009)
自民党が負けた理由を統計から分析して批判している
・秋楽
『ユビキタスとは何か』(坂村健 岩波新書 2007)
ユビキタス・コンピューティングが基盤となって社会を平等にする。
3.改善点
・質問とその答えは分かりやすく簡潔にすること。
・ゼミはテンポよくすすめる。
文担当:秋楽
文編集:岡部
以上
サイト内検索 |
---|