about 江下ゼミ
ここで言及しているゼミとは、明治大学情報コミュニケーション学部において江下が担当する問題分析ゼミナールです。ゼミは非公開ですが、明治大学在学生にかぎり、見学を認める場合があります。席を確保する都合上、見学希望者は事前にかならず問い合わせてください。なお、通常のゼミ以外にも外部講師を招いた研究会を随時実施しています。こちらは外部に公開する場合があります。
連絡先:駿河台研究棟507号
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2013年度の問題分析ゼミ火曜グループ第7回の概要です。
日時:2013年5月28日(火)16:20~21:00
場所:明治大学リバティタワー10階1102教室・1101教室
参加者:全14名
江下、高橋、後藤G(4)、山田G(4)、橘G(4)
欠席者:3名
1. はじめに
・就キャリが6/11(火)5限にある。
質問事項があれば、事前に用紙に書いておくように。
・インカレ合宿のプレゼンの準備について。
地域、ソーシャルメディア、ファッションの三つの部会がある。月火各々で希望する部会のグループを作ること。それぞれ基本テキストがあるので、それをそれぞれのグループ代表者が責任をもって読み、発表すること。
2.新聞発表
●伊藤
・2013年1月15日 日経産業新聞
結婚相談所の連携中継サービスの事業が拡大している。
・2013年1月15日 日経産業新聞
iPS細胞を凍結&解凍後の生存率が7割を超えた。
●山田
・2012年12月4日 日経産業新聞
位置情報を利用したゲームが地域活性化に繋がるとして注目を集めている。
・2013年2月6日 日経産業新聞
インテリアを共有するSNS「ルームクリップ」というアプリがある。
・2013年2月6日 日経産業新聞
コンビニ菓子が、スマートフォンを想定して商品開発がされている。
・2013年2月5日 繊研新聞
従来の感情労働から共感・感動労働というものが提唱され始めている。
・2012年12月4日 日経産業新聞
組織の強みを知ることで、アイディアを効率的に使うことができる。
・2013年2月6日 日経産業新聞
アイディアを生むのに、近い情報と遠い情報に共通点を見出だすことがポイントだ。
→参考:ジェームズ・ヤング「アイディアの作り方」
●山口
・2012年11月23日 日経MJ新聞
強化する女子会販促術。新規顧客のリピーターを獲得しようと企業は考えている。
・2012年11月23日 日経MJ新聞
カネボウがモンテローザと提携。忘年会シーズンでのアピールが目的である。
・2012年11月23日 日経MJ新聞
大手食品メーカーとタカラトミーアーツが提携。新しい商品開発がなされている。
・2012年11月7日 日経MJ新聞
顧客の家と接点を持つサービス。タクシーで保育園からの送り迎えは、利用率は低いがタクシー利用率は増えた。
・2012年11月7日 日経MJ新聞
ケンタッキーが平日昼限定の割引を開始した。低価格で新規若者の顧客獲得が目的。
・2012年11月7日 日経MJ新聞
スマホで流行の髪型を体験するアプリ。表参道の美容院と提携を組んでいる。写真を3D化しているのでとてもリアル。
・2012年11月7日 日経MJ新聞
サークルKサンクスがチルド弁当販売。女性層が広がり、5日間まで保存可能になる。
●武井
・2013年1月14日 日経産業新聞
メディアの主役TVがスマホなどに移り変わっている。今は何かしらアクションを起こすべきで、若い人にテレビを見てもらおうという動きがある。
→参考:テレビは衰退の一歩。AKBも会いに行けるアイドル、テレビっぽくない。
劇場に行くことで同じ仲間がいるという共有ができるので良い。
・2013年1月16日 日経MJ新聞
電車にある広告は中刷りが一位だが、意外にも効果が少ない。
・2013年1月24日 日経産業新聞
五感ブランディング。見た目や音に加えて触感を重視している。視覚以外の4感覚がいま研究されている。これが重要な視点となっていくのではないかという見解。
・2012年11月5日 日経MJ新聞
デジタル空間から距離を置くデジタルデトックスが注目を集めている。実際に行っている会社もあり、新しいアイディアに繋がる。
●勝又
・2013年5月20日 日経MJ新聞
ウォーターフロントという傘は、ギフト需要に合わせて作られている。低価格で高品質が売り上げアップに。カラフルにすることにも店内に色どりを与えている。
・2013年5月13日 日経MJ新聞
ソラマチ・ヒカリエ・ダイバーシティに男性が足を運んでいる。女性客も6割ほどいるが、中高年男性のリピーターが多い。ダイバーシティが一番人気で、ガンダム目当ての男性をターゲットに市場を展開している。
・2013年5月1日 日経MJ新聞
マックで値上げと値下げの複雑な展開がされている。
●岡部
・2013年5月20日 繊研新聞
GMS足元の業績を改善させる。客のニーズにあったビジネスを展開。
・2013年5月20日 繊研新聞
イオン女性の管理職が2割。社員の男女比は5:5だが、徐々に女性が辞める現象。
女性が日本一働きやすい場を目指す。
・2013年5月20日 繊研新聞
今年と来年の秋冬トレンドについて。アウターが男性的なもの、ボトムスを女性ものにする傾向。シックな色がよい。タイトスカートが今年度くるのではないか。
●宋
・2012年6月16日 日経産業新聞
ノンアルコールの市場拡大、消費者が広がっている。特に主婦の利用が多く、ママ友が昼に居酒屋を利用。二日酔いしない、朝が早いという生活リズムの変化が要因ではないか。
・2013年5月18日 日経産業新聞
オレンジや緑の色の服が売れている。前まではシック系だったが、景気が良くなってきているので、その流れか。赤は人の士気を高める効果だが、推測にすぎない。
・2013年5月19日 日経産業新聞
起きている時間が長くなったことで、1日3食の生活習慣に。江戸時代以前は1日2食。1日1食(600~800カロリー)で若さを取り戻そうという動きがある。
●橘
・2013年5月21日 繊研新聞
スマホ・タブレットで社員教育。ゲーム感覚であり、日本語表記の勉強にもなる。
・2013年5月20 or 21日 日経MJ新聞
JTBの共感トラベラー。ベルギーの音楽フェスツアーで37万。
・2013年5月20日 繊研新聞
マークスタイラーの秋冬ファッションショーは、アイコンの人気で出場会社を選抜。販売物が少なく、疑似イベントを作ることで会社の経験を作り、同時にPRしている。
・2013年 不明
大型連休前の改装工事は、工事会社にとっては不利益。突貫で間に合わせたため、手痛い工事となった。
●秋楽
・2012年12月3日 日経産業新聞
イギリスで広告を増加して無料にした新聞が流行っている。電車内で読む人が多く、発行部数で無料新聞が上位に入っている。いままでの発行部数は3600万部。
・2012年11月6日 日経産業新聞
エージェントゲート、個人に合った広告を配信する。ターゲティング広告では他者の閲覧履歴も参考にすることができる。本人も気づかないような潜在的なニーズに気が付くかもしれない。広告主もいろんな人に目を向けることができるので、お得。
●佐久間
・2013年5月22日 日経産業新聞
YAHOOがタンブラーを買収した。画像やリンクも貼れるツイッターのようなものへ。集客率、ユーザーの利用量、若い世代の利用率が要因。
・2013年5月15日 日経産業新聞
ドワンゴ、記事ブログも電子書籍で。低価格ではあるが、量を増やせば収益となる。
・2013年5月24日 日経産業新聞
スクウェア社、スマホクレジット決済が日本に上陸。日本ではカード決済が未だに浸透しておらず、市場の可能性が広がっている。
・2013年5月22日 日経産業新聞
サッカーヨーロッパリーグ決勝戦でユニフォーム(アディダスとプーマ)の対立。アディダスの方がシェアは大きい。
●権藤
・2012年11月21日 日経MJ新聞
オンラインtoオフライン。実店舗へ向かわせるサイトの作り方がある。
逆もまたあり、ネットにいながら店舗にいる感覚を味わえる。
・2012年12月14日 日経産業新聞
インテージ、ネット広告からの商品購入者の研究。
・2012年11月21日 日刊MJ新聞
男女1万人を対象にネットライフ調査。SNS別の消費傾向を調べた。
ライン利用者は衝動買いが多く、おもわず聞いて!と伝えたくなる商品を好む。
ツイッター利用者には、一部の消費者にしか向かない商品の需要が高い。FACEBOOKは、既婚者の利用が目立つ。
●松村
・2013年5月15日 日経MJ新聞
ラインのスタンプ配信をマーケティングツールにしている。
ザックのスタンプによって、グッズの販売売り上げ・知名度が上がった。
・2012年10月22日 日経MJ新聞
TSUTAYAがカルチュラルコンビニエンスクラブと提携、独占レンタルが可能に。
・2012年10月10日 日経産業新聞
ポッカ札幌フードについて。
3.ブックレビュー
・伊藤
『誤報』(後藤文康、岩波新書、1996)
誤報はスクープをあげたいという思いと裏付けをしなかった見切り発車から起こる。防ぐには、情報の確認の積み重ねと複数の情報源を持つことが重要。
・山田
『学習する組織』(高間邦男、光文社新書、2005)
学習する組織とは、日々変わる環境に適応するよう組織変革ができる組織である。
・山口
『夫婦格差社会』(橘木俊詔ほか、中公新書、2013)
妻の所得が大きく関係している。現代の格差社会を語るには賃金に注目する。
・武井
『贅沢の条件』(山田登世子、岩波新書、2009)
贅沢とは優雅な生活な生活だ。手仕事のゆったりとした時間が優雅に繋がる。
・勝又
『「認められたい」の正体』(山竹伸二、講談社現代新書、2011)
多くの人は自己の価値を失い、承認されないことへの不安に満ちている。
認めてもらうために周囲への過剰な同調により疲弊している。
・岡部
『ブランド』(石井淳蔵、岩波新書、1999)
ブランドはブランド自ら価値を見出し、製品の支え合いによって生まれる。
・孫
『女は見た目が10割』(鈴木由加里、平凡社新書、2006)
女は見た目が10割という事実には目を背けたくなるものの、内面が判断要因となるとも言い難い。美肌美人は内面が出ているので、メイク美人よりも価値が高い。
全員が美しくなった場合、内面が評価される時が来るのではないか。
・橘
『構造災――科学技術社会に潜む危機』(松本三和夫、岩波新書、2012)
世の中で問題は、構造そのものが原因の場合もある。
・秋楽
『「ニート」っていうな!』(本田由紀・内藤朝雄・後藤和智、光文社新書、2006)
ニートに対するネガティブなイメージは、マスコミや大衆によって作られたものだ。それにより、マイナスなものを排除しようと言う心理が働いた。
・佐久間
『アメリカ型ポピュリズムの恐怖』(齋藤淳、光文社新書、2012)
アメリカではセンセーショナルな報道により、トヨタへのバッシングが生まれた。アメリカ国民のプライドが高いことも要因だが、日本の会社が追い上げていることも関係している。カスケード的な現象を発生させやすい。
・権藤
『トラウマ』(宮地尚子、岩波新書、2013)
衝撃的な出来事があると人は傷つき、その見えない傷をトラウマと呼ぶ。
トラウマは回復の障害であり、ジェンダーとセクシュアリティも関係する。
希少な例が多く、周囲の支援を受けにくい。支持者が寄り添うことが大切。
・松村
『グーグル・アマゾン化する社会』(森健、光文社新書、2006)
一極集中する市場が普及している。
いかに多様性をくみ上げていくかがユーザー側の課題。
文担当:山田
編集:岡部
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