about 江下ゼミ
ここで言及しているゼミとは、明治大学情報コミュニケーション学部において江下が担当する問題分析ゼミナールです。ゼミは非公開ですが、明治大学在学生にかぎり、見学を認める場合があります。席を確保する都合上、見学希望者は事前にかならず問い合わせてください。なお、通常のゼミ以外にも外部講師を招いた研究会を随時実施しています。こちらは外部に公開する場合があります。
連絡先:駿河台研究棟507号
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2013年度の問題分析ゼミ火曜グループ第14回の概要です。
日時:2013年7月16日
会場:5限明治大学リバティタワー10階1102教室6限1101教室
参加者:17名 江下、高橋、後藤班(5)、山田班(5)、橘班(5)
欠席者:なし
(1)ファッション班
【中間報告】
前回指摘された部分を修正し、ヘアスタイルに絞り、女性のヘアスタイルは異性の視線も意識しているという仮説をたてた。アンケート調査、ヘアカタログからの調査の結果が組み合わされば仮説が証明できるのでは?
【指摘】
1)アンケート調査で明らかにする女性像は?
⇒形容詞を使用して、イメージ的だが具体的に明らかにする
2)似たような研究があると思うがどう差別化をはかるか?
⇒「身体魅力」などの論文を通じて新しい視点の確保、さらにジェンダー視点につなげる
3)ヘアカタログは同性向けでは?美容院の前で客に質問した方がいいのでは?
⇒ヘアカタログで見た「流行の髪型」がアンケート結果と一致すれば仮説を証明できる
ヘアスタイルは流行のサイクルが速く、概念化が難しいのでは?流行は必ずしも異性向けではない、意識する相手の年代によってヘアスタイルは変わってくるのでは?世代を絞るほうがよい
江下先生のアドバイス:髪は相当細かいところまで絞らないと幅が広すぎる。だからピンとこない。髪色、髪型や年代まで細かく設定すべき。
(2)地域ブランド班
【中間報告】
場所を六本木から渋谷に移動、フィールドワークを行った。渋谷には決まったイメージがないので人でゾーニングをして渋谷という町を再定義していきたい
【指摘】
1)その場所に何かあるから人が集まってくるのだから、人のゾーニングの意義は?
⇒渋谷の中心は老若男女問わず集まる 中心から同心円状に広がるゾーニングを検討
2)渋谷は時間、曜日によっても集まってくる人は違うのでは?
⇒変わると思うが、変わっても渋谷に来る理由を知りたい
・雑誌「二コラ」は高校生は読まないことが多い 祝日の渋谷に来た地方の高校生が幼く見えたのではないだろうか
江下先生のアドバイス:渋谷を含めた町ごとの人の集まり方ははっきりしていて、さらに変わってきている 認知地図を渋谷の人につくってもらうと面白いのではないか
(3)SNS班
【中間報告】
「Google+」は何故流行らないのを解明する 様々な理由が考えられるので、アンケート調査、文献調査、実際に「Google+」を使用することに加えてFacebookの研究も視野にいれている
【指摘】
1)「そもそも自発的に利用される理由がわからない」という理由は外部性の問題では?
⇒Facebookの成功の理由を探ることによってわかるかもしれない
江下先生のアドバイス:流行しているという定義をはっきりさせる 調査方法において「Google+」の悪口を集めると逆の意味の裏付けになる また「自発的に利用される意味が分からない」という理由は他のSNSにもあてはまるので避けた方がよい こういったテーマはアンケートよりもフォーカスグループインタビューをするとより良いデータが得られる。
文担当:山口
文編集:岡部
以上
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