about 江下ゼミ
ここで言及しているゼミとは、明治大学情報コミュニケーション学部において江下が担当する問題分析ゼミナールです。ゼミは非公開ですが、明治大学在学生にかぎり、見学を認める場合があります。席を確保する都合上、見学希望者は事前にかならず問い合わせてください。なお、通常のゼミ以外にも外部講師を招いた研究会を随時実施しています。こちらは外部に公開する場合があります。
連絡先:駿河台研究棟507号
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2016年度の問題分析ゼミ第4回の概要です。
日時:2016年5月10日 16:20~20:00
会場:リバティータワー13階 1138教室
参加者:22名 江下、高橋、山本G(5)、塩野G(4)、竜石堂G(5)、檜垣G(6)
欠席者:1名
1 輪読
(1) 山本グループ
課題本:『戦後ファッションストーリー1945-2000』(千村 典生/著、平凡社、2001)
発表者:井土
発表の範囲:第4章 ファッション革命期 前半
【発表の概要】
1965年~1969年のナイロン不況の回復を目指し、各企業はマーケティング活動を積極的に行った。ハイティーンがもっとも魅力的なターゲットとなった。ヤングマーケットが主流になり婦人服メーカーが台頭した。そして売り手側が流行を作り出すファッション化社会の時代が到来した。
(2) 竜石堂グループ
課題本:『アップルパイ神話の時代』(原 克/ 著、岩波書店、2009)
発表者:岡野
発表範囲:第2章 できる女 後半
【発表の概要】
20世紀の女性向け家庭雑誌はマニュアルの思想などを用いて問題を陰蔽していた。家事労働を省略化する電化製品がもたらす「自由時間」は育児などに費やされるべきとされた。電化製品は家政婦の代行としての役割だけでなく、経済的優位性の卓越化の記号であった。電化製品を使いこなせることはモダンなことであり、新しく優れた出来事とされた。文化闘争のプロセスで規範として登場したのが「できる女」像であった。
(3) 檜垣グループ
課題本:『ストリートファッション1945-1995』(PARCO出版、1995)
発表者:佐野、岡田
発表の範囲:60年代 GS・モッズファッション~学生運動ファッション
【発表の概要】
60年代後半は「昭和元禄」と呼ばれた好景気であった。団塊世代が若者文化の中心を担った。高度経済成長は豊かな市民生活をもたらすと同時に多くの社会矛盾を生んだ。若者のファッションは社会への反発を示すようになった。
(4) 塩野グループ
課題本:『金魂巻 現大人気職業三十一の金持ちビンボー人の表層と力と構造』(渡辺和博/著、主婦の友社、1984)
発表者:塩野
【発表の概要】
筆者の独自の調査をもとに、バブル期の各職業内に存在する金持ちと貧乏人の格差をユーモアやイラストを交えて解説されていた。学術的な本ではないが、1980年代の価値観や文化を理解するのに適した一冊である。
2 連絡事項
インカレ合宿での発表テーマについて
3 反省
ファッション、ライフスタイルを読み取っていくにあたって転換期を読みとるようにする。レジュメは細かいところまで気を配って作成する。あらかじめ決まっているA4でおさめるようにする。
以上
文担当:竜石堂班 窪田
編集:井土
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