about 江下ゼミ
ここで言及しているゼミとは、明治大学情報コミュニケーション学部において江下が担当する問題分析ゼミナールです。ゼミは非公開ですが、明治大学在学生にかぎり、見学を認める場合があります。席を確保する都合上、見学希望者は事前にかならず問い合わせてください。なお、通常のゼミ以外にも外部講師を招いた研究会を随時実施しています。こちらは外部に公開する場合があります。
連絡先:駿河台研究棟507号
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2016年度の問題分析ゼミ第5回の概要です。
日時:2016年5月17日 16:20~20:00
会場:リバティータワー13階 1138教室
参加者:22名 江下、高橋、山本G(5)、塩野G(4)、竜石堂G(5)、檜垣G(6)
欠席者:1名
1. インカレ合宿での講演内容
(1)ファッションにおける真の代償
→・アーティスティックディレクター
・搾取労働/違法労働
・古着のゴミの山
(2)21世紀のファッションの展望
→・生き物にやさしいファッション(e.g.オーガニック製品)
・工場の人が売りたい値段で売れる仕組み
2.輪読
(1)竜石堂グループ
課題本:『アップルパイ神話の時代』(原 克/ 著、岩波書店、2009)
発表者:河合
発表範囲:第3章前半 かわいい女
【発表の概要】
モダンな主婦像は「できる女」と「かわいい女」という2つの限定的な語り口によって形成された。「かわいい女」について捏造、蓄積されてきた女性のあらゆる言説とイメージはどこかで無意識的に連動している。「かわいい女」は良き妻、良き母であるとされ、母親の慈愛は19世紀的な意味賦与から20世紀の新しい社会的文脈の中に組み込まれ再編成された。
(2)山本グループ
課題本:『戦後ファッションストーリー1945-2000』(千村 典生/著、平凡社、2001)
発表者:芦田
発表の範囲:ファッション革命期の後半 p158〜p198
【発表の概要】
60年代後半〜70年代にかけて、登場したミニスカートとジーンズは革命的であった。
また、前衛的な未来志向ファッションが、パフォーマンスやアーティスティックなものとして一般に流行はしなかったものの、数多く生まれた。
(3)塩野グループ
課題本:『女と金-OL財布事情の近年史-』
発表者:和田 柴崎
発表範囲:5.自己防衛するバブルOLと諦観する氷河期組
6.最後のOL、派遣でも契約でもまだまだOLでいたい1997〜1999
【発表の概要】
92年のバブル崩壊や95年の阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件などから、防災意識や安全志向が高まり少しずつお金に対し現実的に考えるOLが増えた。また企業側は育児や家事を顧みない女性を求めるようになり女性は就職氷河期を迎えた。90年代後半には等身大の働く女性を扱う女性誌が数多く創刊されたり、OLをめぐる法律改正により女性にとって今後の働く環境が大きく変化した。
(4)檜垣グループ
課題本:『ストリートファッション1945-1995』(PARCO出版、1995)
発表者:佐藤 大西
発表の範囲:70年代前半
【発表の概要】
70年代前半は既成のファッションのルールや業界に反抗するスタイルが生まれた。これらのスタイルは、カウンターカルチャーが生み出したものであったが、ファッション誌「アンアン」やマンションメーカーの登場により一般的なファッションとして広まった。
3 反省
授業で取り上げていない部分層(対象となっていない人々)は実際には大多数を占めている。抜けている人々はどのような人々であったのか、その部分も関心を持つようにする。それらを知ることでより深みがでてくる。
以上
文担当:檜垣グループ 佐野
編集:窪田
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