about 江下ゼミ
ここで言及しているゼミとは、明治大学情報コミュニケーション学部において江下が担当する問題分析ゼミナールです。ゼミは非公開ですが、明治大学在学生にかぎり、見学を認める場合があります。席を確保する都合上、見学希望者は事前にかならず問い合わせてください。なお、通常のゼミ以外にも外部講師を招いた研究会を随時実施しています。こちらは外部に公開する場合があります。
連絡先:駿河台研究棟507号
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2016年度の問題分析ゼミ第18回の概要です。
日時:2016年10月25日 16:20~17:20
会場:リバティータワー13階1138教室
参加者:江下、高橋、檜垣(5)、塩野(5)、山本(3)、竜石堂(4)
欠席者:3名
1 現時点での発表
発表者:竜石堂・窪田・井土・佐藤
研究方法・対象雑誌は現時点のものとする
⑴竜石堂
テーマ:異性コミュニケーションとしてのメイク
対象雑誌:Camcan
研究方法:
・創刊1982年から5年飛ばしで目次を確認する。
・“メイク”という言葉が入ってる広告は飛ばす。
経過:
異性を意識した言葉が入っているものが少なく、『Canman』におけるメイクの扱われ方というテーマの方が適しているのではないか
先生から:
・自分がやりたいことをもう一度確認してみること。
・オーディエンス重視になってしまう結論にするには他の赤文字系の雑誌も読まなければいけない
・青文字系雑誌は90年代から出てきたために、それ以前の比較はできない。
⑵窪田
テーマ:雑誌から見るスナップ記事
対象雑誌:mini・SEDA・Zipper・Vivi・JJ
研究方法:2015年と1994年の青文字系雑誌/赤文字系雑誌のスナップ記事を検証
経過:
・2015年分の雑誌検証では、エリアを細分化しているものは比較的少なかった。
→人々にとって東京の中でもすでにそれぞれの町の認識が定まっているのではないか。また、SNSが普及してきたことも一因といえるのではないか。
・1994年分の雑誌検証では赤文字系・青文字系それぞれ、都内OLの記事や関西と関東の比較記事が多い。
先生から:
・町の紹介が大雑把になったのが面白いところ。
・雑誌じゃないと知ることができないその特性に目を向けること。
・町の紹介が詳しく載っている時と載っていない時の記述レベルまで見て考えること。
⑶井土
テーマ:雑誌『明星』における読者とスターのコミュニケーション
対象雑誌:明星
研究方法:読者ページを中心に
経過:
・時が経つにつれて、読者と芸能人との物理的距離が遠くなっている。
・コミュニケーションの類型が3つに分けられる。
・50年代から現代までやるのは時間の都合上厳しいため、範囲をどのように絞ればよいか。
先生から:
・読者との交流を分析した記事が載っている『平凡の時代』を読み、これをベースに構成すれば良い。
・現代のファンと芸能人のコミュニケーションツールの1つであるアメーバブログなどのSNSにも着目すること。
⑷佐藤(絵)
テーマ:昭和時代における化粧と女性の関係性
対象雑誌:主婦之友
研究方法:昭和10年の主婦之友から5年ごとに化粧や着物女性の身だしなみについての記事を見る。
経過:
昭和10年...アイシャドーが登場。地味な色が無難だったことが伺える。洋装はまだ少なかった。
昭和15年...戦時下の為、倹約・健康をイメージさせるキーワードが多い。
昭和25年...職業による化粧の記事など女性の社会進出を連想させる記事が多い。化粧のページが少なくなっている。
昭和30年...読者からのQ&A、メイクアップ教室など読者参加型ページに異性を意識するような表現がみられた。和装の比重が少なくなってきている。
先生から:
・化粧は人前に姿を見せるための行為だったことがわかる。
・主婦之友だけでやれる範囲を考える。研究対象を主婦之友だけに絞ると、戦前から見ないと見えてこないテーマが出てくる。
・戦後に絞って調査するには主婦之友以外も見なくてはならない。
・時代を長く見たら繋がりも見えてくる。
2.先生から以降のゼミについての連絡
⑴ダイヤモンド社の土江編集長のES講座のワークショップについて
実施日:11/15(火)6限
備考:参加は任意。事前にESの宿題が出される可能性あり。
⑵ゼミ単位で行うことができるキャリア講座について
・原則として1限に開催される。
・希望する場合は参加者のリストを作成し、時間と教室の手配をした上でキャリアセンターに申し込みをする。
・就活に関する基本的なことを説明してくれる。
以上
文担当:柴崎
編集:井土
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