2009年度:問題分析ゼミ[17]

日時:2009年12月21日(月)16:20~21:00
会場:明治大学リバティータワー9階1091教室
参加者:全20名 
江下、宮澤G(5名)、安永G(5名)、高橋G(5名)、深井G(5名)
欠席者:なし

1 連絡事項
・3年生の顔ぶれについて。mixiにアップしてあるので確認をしておく。来年度のゼミ長とゼミ協長は別にする予定。
・来年の問題解決ゼミは、月曜の6時限に申請中。だが、5限にスライドする可能性もある。
・来年度の授業開始は6月21日になる予定。

2 各グループの最終発表
2.1  高橋班
(1)ブランディング

【内容】
「ユニクロのブランド拡張戦略」
【概要】
今や世界一のカジュアルウェア企業となったユニクロは、効果的な広告戦略やデザインを用いてブランド戦略を行っているがアパレル分野だけでは限界がくる。事業を多角化する可能性があるのでは。そのためには、衣食住を中心としたライフスタイル事業への多角化が必要である。今の製品で新しい市場を拡大すると考えられる。

(2)ネットワーク
【内容】
「購買における口コミの影響力」
【概要】
化粧品と食品を比較対照し、購買意欲に口コミとCMがどの程度影響するのかを聞き込み調査で実証。製品の信頼度は人間関係と深く結びついており、有意性は製品によって分かれる。なぜ、化粧品と食品を比較したのかが曖昧であった。

2.2 安永班
(1)ブランディング
【内容】
「ネスカフェのブランド戦略」
【概要】
飲料メーカーとして長い歴史を持つネスカフェ。中でも40年以上に渡ってCMを放映し続ける人気ブランド「ゴールドブレンド」に注目し、 そのブランディング戦略を分析。 キャッチコピーが変化している理由には時代の変化が関係している。

(2)ネットワーク
【内容】
「個人ブログの広がりについて」
【概要】
ブログが開始された時期から現在利用されているmixi、twitterを取り上げた。最近ではつながりすぎるSNSのmixi疲れが起こり始めている。SNSはつながりの光と影を持ち合わせている。

2.3 深井班
(1)ブランディング
【内容】
「韓国家電企業の成長と課題」
【概要】
SONYやサムスンといった韓国に家電を中心に進出している企業に注目し、ブランド価値の推移を分析。サムスンは進化経路の明らかな技術へ積極的に投資し脅威的な営業利益を得ている。日本企業の対抗策としては伝統的な組織構造からの改革などが必要になっている。

(2)ネットワーク
【内容】
「共感を誘うレビュー」
【概要】
Amazonにおけるカスタマーレビューに注目し、その成立と発展、問題点などを分析。アンケート調査の結果レビューは共感の場として存在しており、見る人は自分の価値観を確かめている。書く人はブログ的に自分の感想を報告するというスタンスで書いている。

2.4 宮澤班
(1)ブランディング
【内容】
「パッケージデザインの戦略分析」
【概要】
商品パッケージと購買意欲の関係を分析した。商品パッケージは、場合によって中身や値段以上に購買動機につながる。利便性を上回るデザインはブランドイメージ構築への重要な要素となっている。商品やブランドによって効果には差がある。

(2)ネットワーク
【内容】
「セカイカメラ研究」
【概要】
AR技術とビジネスとの結びつきがセカイカメラのそれらとは違った位置づけになるという仮説をたてた。セカイカメラの普及にはまだまだ時間がかかり、ユーザー同士でルールが共有できるか問題点が多い。発展にはモバイル業界全体を巻きこむ姿勢が必要である。

以上

文担当:高橋班 八木