2013年度の問題分析ゼミ月曜グループ第7回の概要です。
日時:2013年6月3日(月)16:20~21:00
場所:明治大学リバティタワー16階1168教室
参加者:全15名
江下、高橋、亀ヶ谷G(4)、竹島G(5)、上杉G(4)
欠席者:2名
1 気になった新聞記事発表
日経産業新聞、日経MJ、繊研新聞の中から気になった記事を抜き出して発表。
・山中
日経産業新聞(2012/11/20)『イベント時の電子チケット化』
従来の電子チケットはスマホ画面にORコードを表示し、専用装置で読み取るというものだったが、効率の悪さを改善するためスマホ画面にチケットを表示し係員が指でなぞると受付が完了するという電子もぎりチケットが開発された。
・紀井
日経MJ(2012/10/12)『アニメ×伝統芸能 意外にイケてる』
若い後継者が欲しい伝統芸能と、新規顧客が欲しいアニメ業界との間でコラボ製品が広がっている。
・田辺
日経産業新聞『高所得者層国内旅行に関心高まる』
余暇の楽しみ方は、どの所得者層でも一位が国内旅行という結果がでた。
・遠藤
日経MJ『O2Oの活用』
キリンビールが、Facebookでクーポンを配布し店頭への客数の増加とキャンペーンの認知を爆発的に増加させた。
・小林
日経産業新聞(2012/11/29)『14年度開始予定のデジタルラジオ、NHK・民放足並みに乱れ。』
2014年度に開始予定のデジタルラジオ放送を巡り、放送界の足並みがそろっていない。デジタル化で画像放送など新たなユーザー獲得につながる新サービスへの期待が高まるも、コスト負担が重くのしかかっている現状がある。
・亀ケ谷
日経MJ (2013/5/27)『「暑さ対策に」提案強化』
小林製薬は、新商品「熱さまシート 首用ロング」を発売する。これにより、小林製薬は「熱さまシート」を発熱時だけではなく、熱中症予防にも用途を拡大させ、売上向上を目指そうとしている。
・石原
日経MJ (2013/5/29)『都内に『健康ローソン』有機野菜、豊富にNBを試験販売』
ローソンは「健康」をテーマにしたローソンを開店した。大手メーカーの健康食品の試験販売品や有機野菜を豊富に取り揃えたうえ、基礎代謝量や筋肉量などを測れる機器やカウンセラーも配置している。健康意識の高まりを背景に固定客をねらう。
・上杉
繊研新聞(2012/11/26)『素材、独自性に手応え チャイナプラスワン商品が拡大』
バッグメーカー・卸の13年春夏商戦は、チャイナプラスワン商品が拡大した。コスト対策だけでなく各地の素材やデザイン等の独自性、品質などが注目され、販売先の手応えも得ている。中国生産が人件費高騰や人材難などの課題で圧迫されつつあり、チャイナプラスワン対策で実績を積みながら生産問題解消を目指している。
・三宅
日経産業新聞(2012/11/27)『変わり種納豆、伝統超え妙味』
納豆市場にはたびたびの健康ブームにおいて売上が上がるが、5年で市場が1割減少している。そこで、商品開発部はだしを塩麹にしたり、イタリアンテイストなバジルやトマトなどに変更するなど工夫を重ね、納豆嫌いの消費者の取り込みを狙う。
2 ブックレビュー
・リュ
『つなげる広告』(京井良彦/著、アスキー新書、2012)
テクノロジーの発展によって広告も発展してきた。
・上杉
『自己愛な人たち』(春日武彦/著、講談社現代新書、2012)
自己愛は人間にとっておぞましい存在でもあり、生きるために不可欠な存在でもある。
・三宅
『「空気」と「世間」』(鴻上尚史/著、講談社現代新書、2006)
人々が読みたがる空気とは世間が流動化した共同体の匂いである。
・田辺
『ビジネスインサイト』(石井淳蔵/著、岩波新書、2009)
経営者は強み伝いの経営ではなく、跳ばなければならない。
・髙江洲
『冤罪と裁判』(今村核/著、講談社現代新書、2012)
検察に有罪とされた者は冤罪からのがれることはできない。
3 その他・備考
・コジェネレーション、チャイナ+1、オフショア、について調べていて損はない。
・大学時代に古典は読んでおくべき。中でも世阿弥の『風姿花伝』がおすすめ。
・コジェネレーション、チャイナ+1、オフショア、古典を読むことの重要さについて江下先生からコメント。
文担当:三宅
編集:遠藤