2013年度:問題分析ゼミ[月12]

2013年度の問題分析ゼミ月曜グループ第12回の概要です。

日時:2013年7月8日(月)16:20~21:00
場所:明治大学リバティタワー16階1168教室
参加者:全17名
江下、高橋、亀ヶ谷G(5)、竹島G(5)、上杉G(5)
欠席者:1名

1 輪読
竹島グループ
論文:『子育て期のサポート・ネットワーク形成における通信メディアの役割』(天笠邦一、2010)
発表者:遠藤
【発表の概要】
 通信メディアの発達によって形成されたサポート・ネットワーク(S・N)は拡大、多様化したが、4類型(幼稚園高所得者・低所得者、保育園高所得者・低所得者)によって子育ての不安と満足度は変わるため、その効用は異なってくる。幼保収入に分けて調査すると保育所はS・Nに頼らず、経済力によって満足度が変わり、幼稚園はS・Nが大きな影響を与えていること・経済力が子育ての不安・満足度に大きな影響を与えているということがわかった。制約の大きい家庭にどのように対応していくかが今後の課題である。
 
亀ヶ谷グループ
論文:『地域ネットワークコミュニティにおける口コミ情報の評価法に対する検証』(矢野 浩仁・川上賢一郎・本間弘一、2005)
発表者:紀井
【発表の概要】
 技術の発達により、位置情報ありの口コミ共有サービスがどこでも共有可能になった。これにより、多くの情報が飛び交い、地域活性化が期待された。口コミの荒らし対策に最も有効だったのは地区投票方式であり、地域活性化を促進した。このサービスによって地域外の人たちも地域活性化に参加することになる。
 
上杉グループ
論文:『日本におけるコミュニティFMの構造と市民化モデル』(浅田繁夫、2008)
発表者:吉田
【発表の概要】
 行政主導で始まった日本型コミュニティFMの放送収入単体ではほとんどの局が赤字であり、金銭面が原因で経営を圧迫し、人員不足のため、局の形態に関わらず経営は不安定である。立て直しの手がかりは行政の手を借りない市民化モデルのコミュニティFMである。市民参加のコミュニティFMには期待があり、行政主導から市民主導の新型コミュニティへの移行を目指している。
 
2 反省・アドバイス
・かっこいい質問をしようとするな
・どうしてそのようなものができたのかと深く掘り下げて考える
 
以上
文担当:高江洲 
編集:遠藤