2013年度:問題分析ゼミ[火21]

2013年度の第21回問題分析ゼミの概要です。

日時:2013年11月05日(火)16:20~20:00
場所:明治大学リバティタワー10階1102教室
参加者:全14名 江下、後藤G(4)、橘G(4)、山田G(4)
欠席者:3名
早退者:1名

1 個人研究発表

・橘
テーマ『風営法問題に見るソーシャルネットと民意の影響』
[概要]
風営法の改正を求めるクラブ経営者と、無許可で営業するクラブを相次いで摘発する警察の二項対立がある。風営法改正運動が開始されるなか、SNSによって発信された経営者の風営法改正の声を基に警察へと取材する記者が現れた。マスコミが民意の声を行政に仲介して届けることで「個人→(SNS→)マスメディア→行政→個人」といった流れで情報は循環する。このようにソーシャルメディアとマスメディアが機能することにより、行政は民意を聞くことができるようになったいま、個々の意見から組織的な意見(民意)として声を届け、価値観の話し合いなど、生産的な議論を継続して行い、解決してゆくべきだ。

[補足説明・コメント・議論内容]
・クラブ営業は3号と4号の許可を取れば行える。しかし、許可をとると営業時間が短くなってしまうため、それを嫌う経営者たちは無許可で長い時間営業をする仕組みである。
・有名DJの見せしめともとれる摘発も行われたことがある。
・組織的な民意とは、たとえ個人が言ったとしても、目的を持った発言であるなら、それは個人でなく組織的な民意であるということ。
・この現象は最近の出来事であり、他に事例がない。また、クラブだったからこそ起きた現象であるかも分からない。
・Factがない。
・事例がほしい。「いつ、どこで、どんな所が、何をし、どう影響を与えたか。」
・時系列をはっきり、年表で書かれていると良い。

・ソン
テーマ『スターバックスのインスタグラムマーケティング』
[概要]
アメリカのスターバックス社は、オンライン写真共有及びソーシャルサービス"インスタグラム"を利用してマーケティングを行っている。趣味・興味・関心で繋がれ、"Look & Feel"でクリックするインスタグラムは、ユーザーの興味に合わせたマーケティングが可能であり、スターバックスの場合、日常的な風景を写真に映すことで、顧客個人とスターバックスのつながりが感じられるようなインスタグラムマーケティングとなっている。すでにブランドのイメージが構築されていたこと、ブランドの消費しやすさ、スタバファンのインスタグラム参加率の高さ、によってスターバックスのインスタグラムマーケティングは成功した。

[補足説明・コメント・議論内容]
・趣味、興味、関心で繋がる傾向にあることが、スターバックス社の成長の根拠。
・スターバックスのフォロワーの年齢が分からないと、利用率が一致しているとは分からないのでは。
・スターバックス利用者の年齢層は、少なくともソーシャルメディアを使っている世代。
・成功したとする判断基準は、フォロワーとスタバが相互にやり取りしていることにある。写真の閲覧数は分からないが、フィードバックが早いことは分かっている。
・相互にやり取りがあることで、収益には反映する可能性もある。
・これはアメリカのスターバックスの話である。
・成功したと
・なぜFacebookではなくインスタグラムなのか、今後の課題である。
・スターバックスの比較対象として、もうひとつ事例を挙げること。

以上

文担当:山田
編集:伊藤