希望者数にかかわらず、入室試験は実施します。エントリーシートの取り扱いおよび面接のポイントは下記のとおりです。
ゼミの編成はチーム編成であると考えています。チーム活動で生産的な化学反応を生じさせ続けるためには、さまざまな特徴の持ち主が必要です。したがって面接は、みなさんの特徴を把握するためのプロセスと位置づけています。それは個々人の能力を順位づけるものではありません。コミュ力に優れた者を選抜するものでもありません。内気な人、引っ込み思案の人もまた、チームのなかで果たせる役割があります。サッカーにたとえるならば、FWだけ、DFだけで強いチームは編成できません。さまざまな役割を担ったメンバーが集まってこそ、全体としてすぐれたパフォーマンスを発揮できるのです。
当日の面接は「雑談」に近い形式になると思われます。人によって面接時間の長さも多少異なる可能性がありますが、それは話の流れによる結果にすぎません。「雑談」の内容や話しぶりを参考に、チーム内での役割をいろいろと考えさせてください。
受験者控室では、ゼミの上級生やOB・OGに応接係を依頼しております。上級生やOB・OGに何を質問してもかまいません。
エントリーシートは、みなさんの特徴を知るための手掛かりとして使います。エントリーシートを採点して序列を決めるといったことはいたしませんし、そのような内容にもなっていないはずです。どうか、みなさんの「素顔」をストレートに記述してください。
ゼミ試験に関しては、毎年のように根拠なき噂や怪情報が流れるものですがが、いくつかの点はここでハッキリさせておきます。
1)1・2年のゼミ履修経験者を優遇することはありません。情コミという学部の性質上、1・2年のうちに多くの先生のゼミに所属する利点は大きいと考えています。既存のゼミ生優遇は、この利点を否定することになってしまいます。
2)成績順(GPA順)に決めることもありません。優秀な成績を取ることは素晴らしいことではありますが、学生の特徴が成績だけに反映されているわけではありません。
3)特徴「重視」といっても、派手なタイプや奇人・変人を「優遇」するという意味ではありません。面接で一発勝負の派手なパフォーマンスを仕掛けよう、などとは間違っても思わないように願います。
4)モジュールに関しては、ほとんど考慮しておりません。ゼミ選択と科目履修とは区別して考えております。
以上、いくつか気づいた点を書いてみましたが、なお疑問点があるときは、遠慮なくメール(essy59 [at] gmail.com)やtwitter(@massa27)のDMなどで質問してください。噂や怪情報に振り回されるのではなく、自分で動いて情報を取る姿勢が重要です。
参考までに、過去の応募者数と入室試験合格者の推移は次のとおりです。
2005年:【着任前につきゼミ募集せず】
2006年:【着任前につきゼミ募集せず】
2007年(ゼミ1期生)20名入室
一次募集:29名応募(当日2名欠席、受験:男12・女15)→男5・女14
二次募集【募集 1】:2名応募(男1・女1)→女1
2008年(ゼミ2期生)20名入室
一次募集:32名応募(当日4名欠席、受験:男13・女15)→男8・女12
二次募集:実施せず
2009年(ゼミ3期生)20名入室
一次募集:42名応募(全員受験:男19・女23)→男7・女13
二次募集:実施せず
2010年(ゼミ4期生)19名入室(休学により1名が辞退)
一次募集:33名応募(全員受験:男14・女19)→男6・女14
二次募集:実施せず
2011年(ゼミ5期生)20名入室
一次募集:39名応募(全員受験:男18・女21)→男4・女16
二次募集:実施せず
2012年(ゼミ6期生)30名入室 ※この期にかぎりゼミを2クラス開設
一次募集:29名応募(全員受験:男6・女23)→全員入室
二次募集【募集 1】:2名(男2)→男1
2013年:【在外研究のため募集せず】
2014年:【在外研究のため募集せず】
2015年(ゼミ7期生)20名入室
一次募集:20名応募(全員受験:男5・女15)→全員入室
二次募集:実施せず
2016年(ゼミ8期生)21名入室
一次募集:22名応募(全員受験:男5・女17)→男5・女13
二次募集【募集 2】:5名応募(男1・女4)→男1・女2
2017年(ゼミ9期生)22名入室
一次募集:21名応募(全員受験:男8・女13)→男6・女10
二次募集【募集 5】:14名応募(男5・女9)→男0・女6
2018年(ゼミ10期生)15名入室
一次募集:13名応募(全員受験:男6・女7)→男6・女7
二次募集:4名応募(男2・女2)→男1・女1