2020年度問題分析ゼミ第4回の議事録です。
日時:2020年6月2日(火)15:20-19:30
会場:zoom
参加者:23名
江下、矢野G(6名)、三ツ松G(6名)、佐藤G(5名)、安藤G(5名)
欠席者:0名
遅刻者:1名
1 グループ発表
(1) 矢野グループ
・発表者:藤井、若松
・課題本: 昭和テレビドラマ史
・発表範囲:拡充期
[概要]
70年代後半にNHKと民放が一斉にドラマ編成改革を行ったことで、連夜編成や対策ドラマなど様々なスタイルのドラマが生まれた。それに伴い脚本家それぞれの特徴がより出るシナリオとなり、ホームドラマを始め様々なジャンルで時代を投影する日本ドラマの特徴が見られるようになった。
80年代には地域にスポットライトを当てたドラマの中で風土と人間ドラマを描く作品が現れたり、ホームドラマがより一層脚本家のコンセプトを表す多彩さを包含するようになった。また、高度経済成長期の明るく華麗な時代の中で堕ちていく者たちを見つめたドラマなども増え、青春ドラマ内で描く管理教育やいじめなど、時代の問題に焦点を当てた作品が数多く誕生した。高校進学率の上昇による詰め込み教育の歪み(いじめなど)を封じ込めるための管理教育や、団塊の世代による流行の創造などの背景も非常に重要である。
(2) 三ツ松グループ
・発表者:西本、山口、芦川
・課題本: 90年代テレビドラマ講義
・発表範囲:8~12章
[概要]
伝統的なテーマをモチーフに作品が作られているものの、そこに時代性やメッセージを加えることで、新しい伝統の形を表現した作品が登場する。(白線流し・私の運命)
その中でも女性にスポットライトを当てた作品が数多く登場し、それまでの大和撫子的な女性像を壊すような自立した女性や積極的に自己表現をする女性を描いた。
しかしその後、人気俳優や人気脚本家を使った視聴率重視の構成のトレンディドラマが現れ、世間的に評価は高いものの、ドラマを研究する者の間では評価されない類の作品が多かった。安易な構成やテーマの作品は増え続け、高校教師の続編で日本ドラマはどん底まで落ちた。そんな中で冬のソナタが放送され、全二十回をフルで活かしたストーリーの展開や演技派俳優の起用、30年という時間軸の移動に伴う時代性の表現を含め様々な点で日本ドラマを上回った。加えて日本人の価値観として描かれることがなくなった純愛や礼儀、家族の温かさなどがドラマの中軸を担っていたことも、大きな反響を呼んだ要因でもある。
(3) 安藤グループ
・発表者:倉沢、山路
・課題本: 昭和バラエティ番組の時代
・発表範囲:6~7章
[概要]
昭和49年に始まった子供向けバラエティ番組では、子供向けとは程遠い出演者やアイテムを駆使して子供たちを子ども扱いしないコンセプトで作られていた。また笑いで60分繋ぐ「笑って!笑って!60分」など、どこから見てもバラエティ番組だとわかる構成で作られる金太郎飴バラエティの集大成が生まれる。
現代では毎朝同じ番組に合わせ、時計代わりにしているテレビの見方が萬栄しているが、昭和50年代当時はしっかり番組を楽しむため、どの年代でも時間を気にして番組に合わせて行動している風潮が見られる。
「俺たちひょうきん族」と「八時だよ全員集合」の熾烈な視聴率争い後のバラエティ番組は、雑談芸で番組の司会者役やお笑い芸人の台頭などで様子を変えていき、かつての巧緻な設計の元作られた台本がなくても番組が成立するまで様変わりした。
(4) 佐藤グループ
・発表者:高橋、佐藤、川戸
・課題本: 深夜のラジオっ子
・発表範囲: 7~9
[概要]
アニメ声優はラジオドラマをきっかけに誕生したもので、現在はウェブラジオやグッズ販売などラジオ以外にも稼げる手段が存在する。
長田→小学生からラジオ漬け、ラジオの職に就いてからどんな仕事もこなし、話がブレないように役職の兼任も行う
声優のイメージが変わり、次第にタレント化していく。その流れで声優ラジオも変わっていき、ラジオ界の芸人以外の可能性が見出された。話し手やリスナーのクオリティにも改善の余地があり、今後工夫次第ではまた復活するメディアであると考えられる。
ラジオ界隈でも一味違う存在のアニラジはアニメの原作者が納得する構成を求められ、台本がそのカギを握る。
奥田→フリートークに重きを置き、ラジオの面白さは企画では無く人で決まる
辻村→構成作家としては稀な女性作家
チェひろし→はがき職人、多くの人を笑わせたい
目標をもった若手の存在がこれからのラジオ界の希望である
2 反省
質問を考えるスピードが遅い。もっと発表の要点をしっかりと抜き出した上で深堀りができるような質問を個々人で考えないと発表のクオリティに響く。その辺に危機感を持ちながらしっかり発表を聞いていきたい。
作成:三ツ松
編集:佐藤